修行時代の苦い経験
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Oct 05, 2022
こんにちはKIYOさんです
今日は修行時代の苦い経験
お店は100席のイタリアンで
それとは別に100人収容できるチャペル付き
レストランウェディングができるレストラン
PIZZAの薪窯もあったので
確か当時PIZZA職人はあまりいなかったから
ヘッドハンティングされたような気がします。
昔すぎて覚えてない、20年前くらい
そこで料理長に気に入られて困ったことがありました。
かなりマニアックな方で普段スタッフに教え甲斐がなかったようで
私も結構料理を追求するタイプだったので気に入られたわけです
いろいろな料理を習うのはいいのですが
なんせマニアックで
『KIYO、今日はいいもの教えてやるからちょっと来い』
チャンバーについていくと
『これだ見たことあるか?』
『なんすかそのバイオハザードみたいなのは』
『ウサギだお前ウサギ知らんのか?』
『いや知ってますけど、そんなバイオハザードのようなウサギは初めてす』
とにかくウサギ料理を教える気満々なのです。
シェフお言葉ですが日本ではウサギは食べるものではないのでと言ったんですが
とにかくやれと、絶対将来役に立つと、俺は教えたいとなるわけです。
まあウサギ捌くのがどれだけ嫌だったか
こんなもん将来役に立たねーだろと思いながら必死で捌くという
でもシェフは絶好調で
『これ何にするかわかるか?カチャトーラだよ』
私は心のなかでうさぎをトマト煮込みにすんのか埋葬してやれよよ思っていました
まあそんな話なんんですが
こういう体験は、たくさんしましたが
何が言いたいかっていううと
イタリアの歴史は大事かもしれないフランスの歴史も中国の歴史も
ただ食べる人は日本人だと
普通イタリアンのコースはメインがお肉かお魚でパスタは前菜の後に出ます
でもうちのイタリアンはお肉か魚の後に最後にパスタが出ます
理由は日本人にとってそれが最高の順番だと思うから、そういうことは大事にしてます
なんでも1番にお客さんのこと考えます
うさぎはイタリアやフランスの歴史だよと
うまいんだよと
私たち料理人は時にこのような間違いを犯しがちです
お客様においしいものを食べさせたい気持ちや自分のスキルアップに目を奪われ
当たり前のことを感じなくなる時がある
私は料理にこだわる料理人を尊敬しますが周りが見えなくならないように気をつけたいですね
PS
あれから20年、2度とウサギを捌いたことはありません
私の意見は多分あってましたw
でも彼もまた尊敬に値する、いいシェフでした
動画で見るならこちらから
(リンクを押しても動画が見れます)
↓↓↓
おすすめはイヤホンつけて聴くだけ
そうすれば通勤や仕込み中の時間も活用できる